空気が乾燥してくる冬は、肌にも様々なダメージを与えることが多く、中でも多くの女性が悩まされていると言われているのが肌の乾燥です。
乾燥肌になると粉を吹いたり、肌がカサカサとしたりすることから、化粧が綺麗にのらなくなったり、全体的にくすんで見えてしまうので実年齢よりも老けて見られる場合もあります。
年齢を重ねるとともに不足しやすいお肌の水分を補うには、正しいスキンケアを行うことはもちろん、様々な乾燥肌対策を意識して取り組まなければなりません。
そこで今回は、簡単にできる冬の乾燥肌対策や、冬の時期の正しいスキンケア方法をご紹介します。
冬に肌が乾燥しやすい原因とは?
クリスマスやお正月など、華やかなイベントが多い冬ですが、気温が下がるにつれて空気も乾燥してくるため、肌が一番不調になりやすい季節でもあり、冬になると毎年憂鬱な気分になるという方も多いのではないでしょうか?
この時期になると肌が乾燥しやすくなる原因は、皮膚細胞の水分量の不足によるものだと言われています。
皮膚の水分量が安定している場合は、乾燥や紫外線、雑菌・異物などの外部刺激から肌を守るバリア機能が正常に働きますが、皮膚の水分が不足すると角層のバリア機能も低下し、皮脂膜が薄くなることで乾燥肌を引き起こします。
バリア機能が低下する原因の一つに、ターンオーバーのサイクルの乱れも関係しており、ターンオーバーの乱れは主に加齢による原因が考えられますが、
それだけでなく冬の時期は冷えや乾燥によって乱れてしまう恐れがあります。
肌の水分量は20代の頃がピークとされており、年を重ねると共に減少していきます。
乾燥シーズンを乗り切るには、きちんと自分の年齢に合った正しい肌のお手入れをしなければなりません。
簡単にできる乾燥肌対策
乾燥肌を改善・予防するには、自宅でも外出先でも常に乾燥から肌を守るよう心掛けましょう。
そこで、簡単にできる冬の乾燥肌対策をご紹介します。
加湿機を使用する
室内でできる乾燥対策の一つが加湿器の使用です。
気温が下がると屋外だけでなく室内も乾燥しており、さらに暖房をつけているとさらに部屋の空気が乾燥します。
そこで加湿器使うようにし、部屋の湿度を40~60%に保つようにしましょう。
入浴しすぎはNG
寒い冬は、お風呂に長時間浸かって疲れをとりたくなりますが、この入浴方法は肌に大きなダメージを与えているかもしれません。
長時間入浴していると、バリア機能を維持する為に必要な角質層にある皮脂膜を薄くしてしまう場合があり、角質層内にある保湿成分が失われてしまう恐れがあります。
入浴する際は、長時間の入浴は避けるようにし、38~40度の低めの温度に設定して入浴するように心掛けましょう。
ミスト化粧水を持ち歩く
空気が乾燥しているオフィスや屋外では自宅にいる時よりも肌が乾燥しやすく、その上メイクをしている状態では、肌から水分をどんどん奪っていきます。
そんなときに一役買ってくれるアイテムが「ミスト化粧水」です。
ミスト化粧水はスプレー式になっており、吹きかけるとミスト状の細かい粒子が肌に行き渡り、化粧をしている状態でも上から吹きかけて肌を保湿することができます。
さらに、ミストを吹きかけると粉っぽさも改善できるので乾燥による化粧崩れも防止することができます。
乾燥している日は、必ずミスト化粧水を持ち歩くようにしましょう。
ファンデーションは厚塗りしない
乾燥している時期は、朝入念に保湿をしたつもりでもお昼を過ぎる頃には、Tゾーンがテカっていたり、ファンデーションが粉を吹いていたりと、化粧が崩れてしまい悩んでいるという方も多いのではないでしょうか?
、
メイクをする前にしっかりとスキンケアをしたのにも関わらず粉を吹いてしまうのは、ファンデーションを必要以上に厚塗りしてしまっているせいかもしれません。
ファンデーションは厚塗りするほど肌にも負担がかかっており、乾燥しやすくなります。
乾燥を防ぐには、保湿成分入りのリキッドタイプのファンデーションを薄めに塗るようにしましょう。
秋~冬におすすめのスキンケア方法
乾燥肌になる原因には様々な理由がありますが、正しいスキンケアを行うことで改善できる場合もあります。
湿度の高い春や夏の時期と同じようなスキンケア方法をしていると、気が付かないうちに肌に負担をかけている場合もあり、季節ごとにスキンケア方法を変えていかなければなりません。
特に冬は、乾燥で肌がデリケートな状態になっていることから、少しでも負担を与えないように他の季節よりも一層気を遣って行いましょう。
そこで、秋~冬におすすめのスキンケア方法をご紹介します。
1.クレンジングはミルクタイプまたはクリームタイプ
いつも使っているクレンジングがオイルタイプやシートタイプの場合、肌に負担をかけないミルクやクリームタイプに切り替えるようにしましょう。
クレンジングオイルは、一見、乾燥肌にも優しいイメージがありますが、洗浄力が強い為、本来肌に必要な油分まで取り除いている場合もあり、
乾燥肌をさらに悪化させてしまう恐れがあります。
一方で、ミルクやクリームタイプのクレンジングは、洗浄力が弱いため肌に負担をかけずにメイクを落とすことが可能で、敏感肌の方でも安心して使用できます。
しかし、洗浄力が弱いクレンジングは、目元など特定の部分の化粧を落としにくいデメリットもあります。
その場合は専用のリムーバーで落とすようにしましょう。
2.保湿成分配合の洗顔料を使う
洗顔後にすぐ肌が乾燥してしまう場合、使用している洗顔料が自分の肌と相性が悪い可能性があります。
そのような場合は、保湿成分が配合されており、且つ合成界面活性剤やアルコール、パラベンといった、肌に負担をかける成分が含まれていないオーガニックの洗顔料がおすすめです。
保湿成分が配合されている洗顔料は、洗顔後はしっとりとした洗い上がりですぐに乾燥したり、つっぱってしまう心配がありません。
洗顔する際はよく泡立てるようにし、なるべく肌に刺激を与えず強くこすらないように注意しながら、ぬるま湯で優しく洗うようにしましょう。
3.化粧水の前にブースターをつける
洗顔後は、まず化粧水をつけるという方も多いかもしれませんが、乾燥する時期にいつものスキンケアにプラスして取り入れたいのがブースターです。
化粧水の前にブースター(導入美容液)をつけるとその後の化粧水が浸透しやすくなり、肌に水分をしっかりと送り込むことができ、潤いを長時間キープすることができます。
夜だけでなく、朝のスキンケアでもブースターを使うと化粧のノリが格段にアップし、乾燥による化粧崩れを防げます。
4.化粧水→美容液→乳液の順番で入念にスキンケア
ブースターをつけたあとは、化粧水→美容液→乳液の順番で丁寧にスキンケアをしていきましょう。
スキンケア製品は保湿効果の高いものやターンオーバーを活性化する効果のあるものを選ぶのがおすすめです。
また、それでも乾燥が不安な場合、乳液の次に保湿クリームをプラスしてみましょう。
プラセンタで乾燥肌を改善できる!
スキンケアや様々な乾燥対策を行っても、一向に乾燥肌が改善されない・・という方には、”プラセンタ”が肌の悩みを解決してくれるかもしれません。
「プラセンタ(胎盤)」から抽出したプラセンタエキスには沢山の保湿成分が配合されており、体内に吸収することで、外側からではなく、内側から肌を潤わせることができます。
保湿に欠かせないアミノ酸が豊富!
プラセンタには、肌の保湿には欠かせない栄養成分である”アミノ酸”が豊富に含まれています。
角質細胞に存在する「天然保湿因子(NMF)」には肌の水分を蓄えて潤わせる機能を持ちますが、肌が乾燥する原因が、この「天然保湿因子」の水分が不足している影響だと言われています。
この「天然保湿因子」の約半分はアミノ酸で構成されており、因子不足を解消するには、アミノ酸が含まれた食品などを摂取することで外から補うことが可能です。
そしてこのプラセンタには20種類以上のアミノ酸が豊富に含まれており、肌にじっくりと吸収させることができます。
注射、ドリンク、サプリメント等様々な方法で摂取できる
プラセンタはクリニックで受けられる注射から、気軽に摂ることができるドリンクやサプリメントまで、様々な摂取方法で取り入れることができます。
様々な栄養成分が含まれているので乾燥肌対策としてだけでなく、美肌効果や若返り効果、さらに疲労回復効果や免疫力アップなど数々の美容や病気の改善や予防をすることが可能です。
肌に水分が不足していると感じた時には、是非プラセンタに着目してみてはいかがでしょうか?
まとめ
乾燥の季節は、なるべく保湿性の高い化粧品を使うようにし、今後化粧品を購入する際も十分な保湿成分が配合されているかよく確認するようにしてみましょう。
乾燥の厳しい日本の冬から大切なお肌を守るには、色々な対策に取り組む必要があります。
しかし、今回ご紹介した対策方法はどれも至って簡単で、毎日習慣的に行うことが可能です。
毎年、乾燥肌でお困りという方は紹介した乾燥肌対策をぜひ実践してみてください。
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