私たちが普段摂取している食品は、動物・植物などの天然の物と、食材に加工を施した加工食品の2つのタイプに分けられています。
加工食品は味も安定しておいしく、簡単に調理できるといった便利な面もありますが、その半面で、様々な添加物を含んでいることから、長期にわたって摂取をしていると体に悪影響を及ぼすリスクがあります。
そこで提案したいのが、加工食品をできるだけ避けて摂取しないようにし、加熱していない生の食材や食品を中心とした食生活を行うローフード生活です。
生の食材を加熱せずにそのまま摂ることで、食材に含まれた酵素や熱に弱い栄養素を逃さずに体内に取り入れることができ、ローフード生活を行うことで健康な身体になれるのはもちろん、体質改善やダイエット効果も期待できます。
とは言え、加熱をしていない料理と聞くと、おいしそうなイメージが無い為、続けるのは辛そうに感じるかもしれませんが、ローフードは工夫次第でおいしく食べることができ、楽しみながら続けることも可能です。
そこで今回は、おすすめのローフードの食材やローフードの取り入れ方をご紹介します。
ローフードとは?
ローフードとは「ロー(raw 生)」の「フード(food 食事)」という意味で、加熱をしていない生の食材のことを指します。
ローフードを摂ることで食材に凝縮されている酵素や栄養素を効率よく体内に取り入れることができ、その上、生の食材には添加物が一切含まれていない為、身体にも負担を与えずに健康的な食事を行うことができます。
海外では健康志向の方を中心にローフードはポピュラーな存在になっており、スポーツ選手や海外セレブもこぞってローフードを取り入れています。
ローフードの条件とは?
ローフードは生の食材や食品のことを指しますが、生の野菜や果物以外にも様々な物がローフードとして当てはまります。
醤油や味噌、漬物、納豆などの日本人なら1日に一度は食べるこれらの発酵食品はすべてローフードに該当し、さらに、アーモンドやクルミなどのナッツ類や、わかめやこんぶといった海藻類、オリーブオイルやココナッツオイルなどの食用油、ドライフルーツや豆類といった食材もすべてローフードです。
意外にも沢山の種類があり、その上日本人にはなじみ深い食べ物が多く、意識をしてなくてもローフード中心の食生活を既に行っていたという方もいるかもしれません。
一方で、ローフードではない食材や食品はどのようなものがあるのかもチェックしてみましょう。
主に加熱しないと食べれない物や、肉加工品、乳加工品、菓子類、レトルト食品、冷凍食品、調味料、缶詰、嗜好食品などが該当し、調味料や缶詰も加工食品とみなしてしまうので、これらを使用せずに調理をするには、若干の工夫が必要になります。
さらに、ローフードに当てはまる条件として調理方法も関係します。
ローフードは厳密には加熱を行うのはNGでは無く、48度以下なら加熱調理をしてもローフードとみなされます。
食物酵素は熱に弱く、加熱すると減少してしまいますが、48度以下で加熱調理を行うと食物酵素が減少しにくくなり、食材に含まれた食物酵素を損なわずに維持することが可能です。
低温調理をマスターすることで、ローフード料理のバリエーションを大幅に広げることができます。
ローフードが体に良い理由とは?
人間の体内には、摂取した食べ物を消化し、栄養素に分解して小腸に吸収する「消化酵素」と、消化酵素によって吸収した栄養素を体内で活動させて呼吸や血液循環、新陳代謝に使われる「代謝酵素」があり、これらの酵素は、加齢と共に減少すると言われています。
しかし、酵素は体内で生成されるものだけでなく、生の野菜や発酵食品にも含まれており、食材に含まれた「食物酵素」を摂取することで、体内酵素の増加が期待できます。
ほとんど酵素が含まれていない加工食品や加熱した食品を摂取すると消化酵素が大量に消費され、代謝酵素が不足してしまいますが、酵素がふんだんに含まれているローフードを摂ることで消化酵素の消費されるのを防ぎ、代謝酵素を増加させて正常な状態に導いてくれます。
ローフードを取り入れることで体内酵素量を増やすことができ、これにより様々な身体の不調が改善され、さらに体質改善やダイエット効果も期待でき、身体に様々な良い影響をもたらしてくれます。
ローフード生活の始め方
ローフード中心の生活を始める上で特に気を付けたいのが、無理をしすぎないようにすることです。
加工食品を毎日のように食べていた食生活から、いきなりローフードを中心に取り入れる食生活を始めるのは、簡単ではありません。
そこで実践したいのが、これまで通りの食生活から徐々にローフードの割合を増やしていく食事方法です。
少しずつローフードに慣らしていくことで、無理なく続けられることができるでしょう。
また、毎食全てをローフードにするのではなく、1日1食をローフードにするだけでも十分に健康効果が期待できます。
ローフードといっても様々なジャンルの食材があるので、同じ食材ばかりと摂るのではなく、
バランスよく取り入れて、規則正しい食生活を心掛けましょう。
調理器具があると便利!
ローフードは固い食材が多い為、いくつかの調理器具を用意しておくと調理がはかどります。
まず、おすすめなのが簡単に食材を刻むことができるフードプロセッサーで、調理時間を大幅に短縮することができ、固いナッツ類も簡単に撹拌可能です。
また、ローフードを使用してジュースを作りたい場合は、低速圧搾で作れるコールドプレスタイプのジューサーを選ぶようにしましょう。
通常のジューサーは高速回転によって熱が発生し、酵素が破壊されてしまいます。
そのため、熱を加えずに低速回転でジュースが作れるコールドプレスジューサーを必ず使用してください。
おすすめローフード食材&料理
ローフードは和食や洋食はもちろん、さらにスイーツまであるのでローフードだけで食生活を送ることも可能です。
そこで、おすすめのローフードの食材や料理をご紹介します。
旬な野菜
食物酵素は新鮮な野菜ほど多く含まれていることから、野菜を選ぶ際にはその時期の旬な野菜がおすすめです。
夏はトマトやレタス、冬は大根、ネギなど、ローフードでもおいしく食べれる旬な野菜は沢山あるので、積極的に取り入れてみましょう。
朝食は発酵食品を中心に
朝食は納豆や漬物、海藻サラダといった食物酵素が豊富に詰まった和食料理を取り入れてみましょう。
また、和食が苦手だという方には果物やナッツ、野菜サラダなどがおすすめです。
ベジパスタ
生の野菜をおいしく食べれる料理として人気なのが「ベジパスタ」です。
ベジパスタとは、ローフード食材のみで作るパスタで、ズッキーニやにんじんなどの野菜を麺のように刻んで作った新感覚のパスタ料理で、本物のパスタのようなおしゃれな見た目も楽しめます。
パスタソースもできるだけローフードのみで作るのがおすすめで、特にバジルやオリーブオイルを使ったジェノベーゼソースがおすすめです。
酵素ドリンクで消化酵素と代謝酵素を活性化!
体内酵素である「消化酵素」と「代謝酵素」を増やすには食物酵素の摂取が必要ですが、食物酵素が含まれたローフードと共に、ローフード生活を行う上で取り入れたいおすすめの飲み物が「酵素ドリンク」です。
酵素ドリンクとは、新鮮な野菜や果物を発酵させて作られた飲み物で、圧搾、加熱を行わずに発酵させるという素材を生かした独自の抽出製法で生産されていることから、発酵時に栄養素が壊れず、野菜や果物に含まれている栄養素を失わずに取り入れることができます。
酵素ドリンクには酵素の力で発酵させたエキスに含まれている野菜や果物の栄養素や、発酵時に使用している乳酸菌や酵母菌を効率よく摂取できることから、一度に豊富な栄養素を取り入れることができ、消化酵素と代謝酵素の活性化が期待できます。
ですが、酵素ドリンクは熱殺菌をする際に酵素がほとんど無くなってしまうと言われており、効果が無いと断定する人も中にはいます。
しかし、酵素ドリンクは、酵素の経口摂取をすることが目的ではなく、数十種類の野菜や果物に含まれた栄養素や乳酸菌、酵母菌が凝縮された酵素ドリンクを飲むことで、悪玉菌の増殖を抑制し、体内酵素量の減少を防止してくれる働きが期待でき、ローフードの食材と合わせて摂ることでさらなる健康効果が期待できます。
また、酵素ドリンクを飲むことで野菜不足を補うこともでき、外食で野菜を食べられなった日などにも、酵素ドリンクを飲むことで、手軽に栄養を摂取することができます。
これを機に、健康的な体をつくっていきたいという方は、酵素ドリンクにもぜひ注目してみてください。
まとめ
今回は新たな食スタイルであるローフードについてご紹介してきました。
ローフードを摂ることで健康的な身体に導いてくれますが、体質やその日の体調によってはローフードを摂りすぎてしまうことで、ストレスなどが原因で体調を崩してしまう可能性もある為、自分のペースに合わせて取り入れていきましょう。
また、東京や大阪などの都市には、ローフード料理を提供しているカフェやレストランもあるので、ローフード料理は未経験で試しに食べてみたいという方は、これらのお店に来店し、一度体験をしてみるといいかもしれません。
いつまでも若々しく健康でいたいという方は、ぜひ、明日からローフード生活をスタートしてみてはいかがでしょうか?
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