飲むと心を穏やかな気分にさせてくれるだけでなく、様々な病気の予防にも効果が期待できるお茶は、私たち日本人には生まれたときから馴染みのある飲み物でもあり、日常的に飲んでいるという方も多いかもしれません。
お茶は有名な物からあまり知られていない物まで数えきれない程の種類がありますが、その中でも最近口コミやテレビ、雑誌などで一際話題を集めているのが「杜仲茶」というお茶です。
杜仲緑葉から作られている杜仲茶は栄養価が高く、様々な効能があることで注目されていますが、さらに杜仲茶同様に今注目を集めているのが、杜仲緑葉から作られた「杜仲の青汁」です。
杜仲茶と杜仲の青汁は、どちらも杜仲緑葉を原料に作られていますが、製造方法や効能が異なり、飲む前にそれぞれの特徴を良く知っておくことで、その日の気分や体調に合わせて取り入れることができます。
さらに、杜仲の木がもたらすパワーをよく知れば、杜仲茶と杜仲の青汁をより一層飲みたくなること間違いなしです。
そこで今回は、杜仲茶と杜仲の青汁の違いについて徹底解剖いたします。
杜仲とは?
杜仲とは、トチュウ科トチュウ属トチュウという一科一属一種の樹木のことです。
杜仲の木は6千万年も前から存在しており、その後、西暦100年頃には中国において杜仲の樹皮が漢方薬として利用され始め、近年では、杜仲の健康効果が日本でも有名になり、杜仲茶が様々なメーカーから販売されるようになりました。
杜仲には一風変わった特徴があり、樹皮をはがすと「グッタペルカ」ゴム質の成分が現れます。
このゴム成分のおかげで害虫が葉を食べようとしても邪魔をしてくれるので、農薬を散布する必要が無く、無農薬で栽培できるというメリットがあります。
杜仲には様々な健康効果が!
長年の研究の末、杜仲には様々な健康効果があることが明らかになっています。
杜仲緑葉(杜仲の木から摘み取った葉)には豊富な栄養成分が含まれていますが、中でも注目したいのが「ゲニポシド酸」と「アスペルロシド」の2つの成分です。
「ゲニポシド酸」は杜仲葉配糖体の1つであり、血行促進や高血圧などの生活習慣病の予防や、副交感神経を高める作用が期待できます。
そして「アスペルロシド」はダイエット効果が期待できる成分で、血糖値を下げる働きや内臓脂肪の燃焼などが期待でき、その他にも杜仲の葉には便秘解消効果やデトックス効果があり、さらに抗酸化作用や美白効果といった美容効果もあると言われています。
杜仲緑葉を原料にした杜仲茶や杜仲の青汁を毎日飲むことで、いつまでも若々しく元気に過ごすことが可能です。
杜仲茶と杜仲の青汁の違い
杜仲が持つ健康パワーを知ると、今すぐ杜仲を使った飲み物を飲んでみたくなるかもしれませんが、杜仲の葉を原料にした飲み物は「杜仲茶」と「杜仲の青汁」がある為、まずはどちらを選べばいいのか悩んでしまうのではないでしょうか?
この2つの飲み物は似ているようで全く異なり、それぞれに特徴があります。
そこで、杜仲茶と杜仲の青汁の様々な違いをご紹介しましょう。
製法工程が違う
杜仲茶と杜仲の青汁の最大の違いが製造工程で、それぞれで作り方が全く異なります。
まずは杜仲茶の製造工程を見ていきましょう。
杜仲茶は杜仲の木から摘み取った杜仲緑葉を乾燥させ、その後焙煎して作られたものであり、ほとんどはティーパックとなって販売されます。
このように、杜仲茶は一般的なお茶の製造工程と同じように作られております。
次に杜仲の青汁の製造工程を見てみましょう。
杜仲の青汁が杜仲茶と大きく異なる点が、杜仲緑葉をそのまま原料にして使用しているということです。
杜仲の青汁は、杜仲緑葉をそのまま粉砕してパウダー状にして作られており、杜仲茶のように乾燥や焙煎は行っておりません。
自然な杜仲緑葉を使用していることから、粉砕されてできたパウダーは抹茶のような鮮やかな緑色になるのが特徴で、杜仲緑葉が持つ豊かな風味や美味しさを実感することができます。
結果的に杜仲茶と杜仲の青汁は、製造工程が異なることから味や色も異なる為、全く別の飲み物と思ってもいいかもしれません。
栄養価が高いのは?
杜仲茶と杜仲の青汁は、どちらも健康効果が期待できる杜仲緑葉を原料に作られているので、いずれも体に良い影響をもたらしてくれますが、杜仲茶と杜仲の青汁は製造工程が違う為、栄養価はそれぞれ異なります。
まずは杜仲茶の栄養価についてです。
杜仲茶はの杜仲緑葉を乾燥、焙煎して作られていますが、焙煎する過程において、一部の成分が減少する場合があります。
焙煎することで苦みや渋みが少なくなって飲みやすくなる場合もありますが、その反面で健康に良い成分が少なくなる為、
健康効果があまり期待できなくなります。
次に杜仲の青汁についてです。
杜仲の青汁は、前述した通り杜仲緑葉を粉砕してそのままパウダーにしており、さらに製造過程にかかる熱を最低限までに抑えることで熱を抑えることを可能にし、
その結果、杜仲茶に比べて栄養価が高くなり、杜仲緑葉に含まれた栄養を逃さずに摂取することができます。
このように、栄養価については結果的に「杜仲の青汁」の方が高いようです。
味の違いは?
杜仲茶と杜仲の青汁は、製法工程が全く違うことから味も異なります。
杜仲茶は色が比較的濃いので一見苦味が強そうに思えますが、見た目よりもさっぱりとした口当たりで、少し甘さがあり、料理にも合う飲みやすさになっています。
しかし、杜仲茶は様々なメーカーから発売されていることから、同じ杜仲茶でもメーカーによって味が微妙に異なり、購入する際は注意が必要です。
一方で、杜仲の青汁はお茶ではなく青汁であることから、味については少しネガティブなイメージを想像してしまうかもしれません。
青汁というと苦味や匂いがキツすぎて飲みにくそうなイメージがありますが、現在日本で発売されている市販の青汁は従来に比べて味が格段に向上しており、
青臭さや独特の苦みがほとんどなくなりました。
杜仲の青汁は、抹茶のような味わいでほんのりと甘味があると評判も良く、その上青汁とは思えないほどスッキリとした口当たりになっているので食事中に飲むこともでき、
さらに運動中や運動後の水分補給として取り入れることも可能です。
また、牛乳やジュースなどと混ぜるのもOKですが、そのままでもおいしく飲むことができます。
このように杜仲茶と杜仲の青汁はまったく味が違うので、気分によって飲み分けてみてください。
ほとんどが中国産の杜仲茶と、国内産の杜仲の青汁
お茶は、世界の様々な国で生産されており、外国から日本に輸入されているお茶も沢山あります。
しかし、海外産は少し不安という声も多く、できるだけ国内産を重視して選びたいという方が多いかもしれません。
そんな中で、杜仲茶と杜仲の青汁の原産地について比較をします。
杜仲茶は、現在様々なメーカーが販売をしていますが、日本で販売されている杜仲茶のほとんどが中国産です。
過去に杜仲茶がブームになった際には、日本に沢山の杜仲の木が植えられましたが、一時期のブームが去ると共に大手メーカーは安価な中国産の杜仲茶を売り始めるようになるにつれて、日本に植えられた杜仲の木はほとんど消えてしまい、現在は数えるほどしかないのが原因です。
一方で杜仲の青汁は、日本にある希少な杜仲の木の杜仲緑葉を使用しており、100%国内産となっています。
国産杜仲緑葉にこだわる理由は、日本の杜仲農家をサポートしたいという思いがあるそうで、今ではほとんど激減してしまった国内産の杜仲を「杜仲の青汁」なら、贅沢に堪能することができます。
杜仲の青汁には沢山のこだわりが!
杜仲の青汁は、子どもからご年配の方まで安心して飲むことができるように、様々な配慮やこだわりがあります。
日本で市販されている青汁の中には、海外で栽培され、日本の工場で加工・製造した上で国産と謳って販売している場合もあります。
しかし、杜仲の青汁は、前述した通り100%国産杜仲茶葉を使用して作られており、安心・安全です。
さらに、杜仲の青汁は添加物を一切使用していません。
安価な青汁は体に悪影響をもたらす添加物が入っている場合が多く、健康効果があると謳っていても、実際には健康効果をほとんど得られていない可能性があります。
杜仲の青汁は添加物を一切使用せずに作られているので、ご家族揃って安心して飲むことができます。
また、青汁にはカフェインが含まれている場合が多いですが、杜仲の青汁はノンカフェインになっています。
カフェインが入っていると、時間を気にして飲まなければいけませんが、杜仲の青汁なら飲みたい時間にいつでも飲むことができ、妊娠中の方でも安心して摂取可能です。
そして、杜仲の青汁はパウダーが入ったスティックタイプと、ペットボトルタイプの2つの種類から選ぶことができるのも特徴の一つです。
ペットボトルタイプはキャップ部分に杜仲の青汁の粉末が入っており、キャップを緩めるとボトル内に粉末が流れ落ち、キャップをしめてしっかり振るだけで杜仲の青汁を作れるという仕組みで、外出先でも杜仲の青汁を気軽に飲むことが可能です。
自宅にいるときはスティックタイプ、外出時にはペットボトルタイプと、シーンに合わせて使い分けてみて下さい。
まとめ
杜仲茶と杜仲の青汁の違いについてお分かりいただけましたでしょうか?
どちらも杜仲の木の葉を使用していながらも、異なる点が沢山ありましたが、違いをよく知った上で、飲み比べてみてもいいかもしれません。
様々なパワーを秘めた、この2つの飲み物をまだ飲んだことが無いという方はぜひチェックしてみてください。
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